「ローラーを始めるのにサーキュレーターが有った方がいいと聞いたけど、どれを買えばいいの?」
初めてサーキュターターを購入される方はどれぐらいの物を買えばいいか、迷うかもしれません。
ローラーに乗る時の必需品と言っていいサーキュレーター。
これがないと暑くてとてもじゃないですが室内でローラーなんて出来ません。
ですが小さなものは8畳用から大きなものになると30畳用などもありますので、初めての方がいきなり買おうとしても分かりません。
今回、自分がちょうどサーキュレーターを買い替えたので、前に使っていたものと比較しつつ購入の目安を考えてみました。
結果ですが18〜20畳用がベストだと思います。
それでは解説していきます。
なぜ、扇風機ではなくサーキュレーターを使うのか
まず、なぜローラーをやるときは扇風機ではなくサーキュレーターを使う方が多いのかを書きます。
そもそも扇風機とサーキュレーターでは用途が違います。
扇風機は「涼を取るため」、サーキュレーターは「空気の循環」です。
扇風機は涼を得るために柔らかい風を広範囲に送るのが役目で風が届く距離は短いです。
逆にサーキュレーターは部屋の空気を循環させる為に直線的な強い風を送るので風が届く距離は長いです。
普段使いだと扇風機で十分だし音も静かなのですが、ローラー中はそれでは足りません。
外ではないのでスピードを上げても風は当たらず涼しくなりません。
ガンガン強い風を当てないとすぐに暑さで参ってしまいます。
ですので、風が強くそれが自分にだけ当たればいいので、サーキュレーターを使う方が多いのだと思います。
自分がサーキュレーターに求めた条件
今回、自分がサーキュレーターを購入するのに求めた条件があります。
一つはリモコン付き、もう一つは静穏です
まず、サーキュレーターを使っていて困ったことがあります。
例えばレストの無いワークアウトやレースが始まってからサーキュレーターを点けるのを忘れていた時。
足を止めて点けに行くことが出来ませんのでオーバーヒートしてしまいます。
また逆に走り終わってクールダウンの時にびゅうびゅう風が当たって寒くて仕方ない時があります。
そんな時、欲しいのがリモコンです。
以前はなんとか延長コードのスイッチ機能で対応していたのですが4本ローラーになって手が届かなくなりヤキモキしていました。
ですので今回の購入ではリモコン付きは必須事項です。
リモコン付きに変えたくて今回は買い替えを考えたのです。
また意外とサーキュレーター、音が大きいので出来るだけ音が小さいのが希望でした。
アイリスオーヤマ PCF-SC15T
以上の条件でサーキュレーターを探してみました。
用途がほぼローラー専用なのでそこまですごい性能は必要ありません。
価格はリモコン付きなので6〜8千円ぐらいを考えました。
それでAmazonで調べてみますとアイリスオーヤマと山善の物が目につきます。
その中で今回は以前も使っていて信頼性があることと性能の差を調べる為にアイリスオーヤマを選びました。
以前使っていたのが14畳用でしたので同じ14畳用でリモコン付きを探したのですが、製品ラインナップにはあるのですが現在Amazonで売られているラインナップにはなく、同じぐらいの風力は欲しかったのでその辺りの物をを調べると18畳用でリモコン付き、左右首振りのものと上下左右首振りの物が見つかりました。
ローラーで使っているときにもう少し上に風を送りたい、逆にもう少し下にしたい、と言うことがあったのでリモコンで上下に動かせる上下左右首振りのPCF-SCT15Tを選びました。
14畳用と18畳用、各種差はどれくらい?
現在、14畳用はマカロン型、18畳用はボール型しか無くシリーズのコンセプトも多少なりとも違うので一概に比較は出来ませんが色々と比べてみます。
まずは大きさです。幅は以前購入しました14畳用のPCF-HD18が290mmに対して18畳用のPCF-SC15Tが210mm
正面から見ると18畳用のSC15Tの方がかなりコンパクトです。
高さと奥行きはPCF-HD18が310mm,190mmに対してPCF-SC15Tが290mm,210mm
奥行きはSC15Tの方があるのですが高さが20mm低いのでこちらもSC15Tがコンパクトに見えます。
そして風力調整ですがPCF-HD18は3段階、PCF-SC15Tはターボモードを入れると5段階の風力調整が出来ます。
ちなみにコードの長さはPCF-HD18が147cmmに対し PCF-SC15Tが154cmmとPCF-SC15Tの方が長いです。
続いて音の大きさを比べてみます。
どちらも静音時(おそらく風力最小時のことだと思います)は35dbとありますがどうでしょうか。
まずはPCF-HD18
レベル1(風力最小)52db
レベル2 64db
レベル3(風力最大)69db
対してPCF-SC15T
レベル1(風力最小)41db
レベル2 46db
レベル3 53db
レベル4 69db
ターボ(風力最大) 73db
となりました。
夜の静かな部屋でテストしたのですがどうしても周囲の音が0とはならず35dbと言う数字にはならなかったです。
それでもPCF-SC15の41dbはかなり静かです。
続いて風力を測ってみます。
こちらは本体より50cm離れたところで測ってみます。
PCF-HD18
レベル1 1,8m/s
レベル2 2,3m/s
レベル3 2,9m/s
PCF-SC15T
レベル1 1,3m/s
レベル2 2,0m/s
レベル3 2,4m/s
レベル4 3,6m/s
ターボ 4,3m/s
となりました。
表にまとめるとこんな感じになります
PCF-HD18 | PCF-HD18 | PCF-SC15T | PCF-SC15T | |
騒音 | 風力 | 騒音 | 風力 | |
レベル1(静音) | 52db | 1,8m/s | 41db | 1,3m/s |
レベル2 | 64db | 2,3m/s | 46db | 2,0m/s |
レベル3 | 69db | 2,9m/s | 53db | 2,4m/s |
レベル4 | 69db | 3,6m/s | ||
ターボ | 73db | 4,3m/s |
表で比較してみるとHD18のレベル1の風力がSC15Tのレベル2、HD18のレベル2の風力がSC15のレベル3の風力と同じぐらいというのが分かります。
比べてみると同じ風力ではSC15Tの方が明らかに静かです。
またHD18のレベル3の騒音とSC15Tのレベル4の騒音が同じであり、同じ騒音ではSC15Tの方が風力が強いです。
ただ惜しいのはSC15Tのレベル3と4の間が離れ過ぎていることです。
レベル3の風力を3,0m/sぐらいにしてくれれば自分的にはちょどいい感じになると思います。
実際にはどれぐらいのレベルを使っている?
実際の使用ですが、まず以前HD18を使っていた頃はMAXのレベル3固定でした。
それ以下だと正直ちょっとローラーをやっていて暑くて堪らなくなってきます。
SC15Tに変えてからはほぼレベル4を使っています。
レベル3だとちょっと物足りない感じです。
ターボは今は必要ないですが夏真っ盛りの時やかなり追い込む時には出番があるかもしれません。
もう一段階あるというのは心に少し余裕が出来るので安心出来ます。
でもやはりレベル3の風力をもう少し上げてくれれば痒い所に手が届く感じなので残念です。
やっぱりリモコンは便利
今回、この為に買ったと言っていいリモコン。
使ってみての感想ですがとても便利です。
今までは走り出す前から点けなければならなかったので冬などはとても寒かったのですが、リモコンがあればアップが終わって暑くなってから点けることが出来ます。
また走り終えてダウンの最中に止めることもできるので体が冷え過ぎてしまうことも防げます。
そして上下左右もリモコンで調整できるのでいちいちバイクから降りて風が当たる位置を調整しなくてもいいのがとても助かっております。
本当にもっと早くから使っていれば良かったです(笑)
ちなみにリモコンから電波が飛んで本体が受信しますとちゃんと作動音がしますのでローラーに乗りながらでも動作が確認できます。
まとめ ローラー使いには18〜20畳用ぐらいがちょうどいい感じ
今回、購入しました18畳用のSC15Tは上から2番の風力レベルがちょうど良い感じです。
さらにもう1段階上があるのでこれ以上暑くても対処できるので安心が出来ます。
14畳用はMAXの風力がちょうどいいので真夏などではちょっときつい感はあります。
逆に24畳用となるこ今度は上に余裕ができるのですが多分一番上までは使うことが無くお値段も高くなります。
そう考えますと18〜20畳用ぐらいがローラーに使うのでしたらちょうど良いかと思います。
そして必ずリモコン付きを検討してください。
便利さが断然違います。
また自分の他のページでは暑さ対策で効果があるインドア用レーパンの紹介もしておりますのでぜひそちらも参考にしてみて下さい。
また、余談ですが今回初めてサーキュレーターを空気の循環、と言う本来の使い方で使用してみました。
朝、暖房を点けていたのですがどうにも足元が寒く厚い靴下を履かなきゃダメかな、と思っていたのですが暖房器具を使う時はサーキュレーターを上向に作動させるといい、と書いてあったので試しにやってみました。
しばらくすると足元の寒さが無くなってきていつの間にが靴下を履くことを忘れていました。
静音のレベル1の風力ですが8畳くらいでは十分効果がありますし静かです。
普段、ローラーだけにサーキュレーターを使っている方もそれだけでは勿体無いので普段も使用してみてはいかがかなと思います。
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