黄色クリートを使い続けている方、パワーを損していますよ

シマノ青色クリート機材

シマノの黄色クリートを使い続けているあなた、パワーを損してしますよ。

最初はポジションが固まってないので足の自由度が高い黄色が良い、と言われそのまま黄色を使い続けている人が多いのでは無いでしょうか。

実際自分もそんな一人なのですがある機会があって青色クリートを使ってみたらびっくりしました。

断言します。

ポジションが決まってきたら青色クリート以上にした方が絶対にパワーが出ます

青色クリートの効果や使いごごちをインプレしていきます。

スポンサーリンク

ショップの店長に青色クリートをすすめられる

自分が行きつけのショップではローラーを使ってのロードバイクのスクールが行われており、初心者の頃はよく参加しておりました。

こちらではロードバイクを購入すると入会金と4回分の受講料が無料になるので久しぶりに参加することにしました。

その時の店長との会話

店長:「又兵衛さん、今クリートは何色を使っていますか?」

又兵衛:「え、ずっと黄色を使っているよ。なんかあった?」

店長:「実は後ろから見ていたのですが左の踵がペダリングの時に左右に動いています」

「回していて自覚は有りますか?」

又兵衛:「そういえば左の方が遊びが大きいというか落ち着き感がないんだよね〜」

店長:「恐らく黄色クリートだと遊びが大きいので踵が動いてしまっていると思います」

「それで足が真っ直ぐに上下しなくてペダリングがあまりスムーズに行われていないんですよ」

「今の又兵衛さんなら青色クリートの方がスムーズにペダンリング出来てパワーも出ますよ」

又兵衛:「え〜、マジで!!」

(そう言えばビンディングペダルにしてから何も考えずに黄色使ってたな〜)

(試しに青色使ってみるか!)

クリートを交換する時はこれを使うと便利ですよ

さて、そのような訳で青色クリートを使ってみたいと思い、クリートを交換いたします。

ここで問題になるのがクリートの位置。

せっかく合わせたのにまた合わせなくてはならない、すごく手間がかかって嫌だ!

と思う方も多いと思います。

そんな方にはこちらを紹介いたします。

ERGON(エルゴン) TP1 クリート位置決め専用ツール

ERGON TP1

こちらは今まで使っていたクリートの位置を記載して置くためのツールです。

使い方はまず古いクリートを靴につけたまま、クリートをツールの穴に嵌めます。

クリートをツールにはめる
ツール横から

裏から見るとこんな感じ

ツール裏から

そうしましたら靴のどこかを目印にして方眼に印を着けます。

自分は靴の後ろの縫い目から垂直に下ろした所に印をつけました。

靴の縫い目

印を付けましたらあとはクリートを外します。

外しましたら今度は青色クリート手で動くぐらいの締め付けで仮止めしましてツールにはめ込みます。

青色クリートはめ込み

嵌めましたら先ほどつけた印の所に目印を合わせまして

青色クリート目印合わせ

印が目印からずれないように気をつけて本締めを行います

これで前のクリートと同じ位置に新しいクリートを付けることができました。

一度印をつければ使っていて少しづつずれた時も簡単に修正ができるのでとても便利です。

一つ持っておくとかなり助かるのでお勧めのツールです。

スポンサーリンク

変えてみたらペダリングが変わりました

まず最初に感じたのは「踵が動かない」

当たり前です(笑)

軽く回しているだけではあまり違いが感じられなかったのですが少しづづパワーを上げていくと

「おや、素直に足が上下している?」

今までは上がった足を下ろす時、下ろした足を上げる時に踵がぐりぐりしていたのですが、それが無くなったおかげで足の上下がすごくスムーズになった感じがします。

膝が真っ直ぐに上下しているのが分かります。

ペダリングをしていてとても楽です。

さてここまでは自分の体感の話なので少しデータを見て違いが出ているのかを検証してみます。



黄色クリート

青色クリート

左平均効率右平均効率パワーバランス左平均効率右平均効率パワーバランス
SST 5分54%53%52:4850%51%50:50
SST 6分58%56%51:4953%54%49:51
SST 7分54%51%52:4854%52%50:50

SSTを上から5分、6分、7分行った時のペダリングの状態を示しております。

左側が従来の黄色クリート、右側が今回新しくした青色クリートです。

パッとみると平均的なペダリング効率が落ちているように見えますがこれはあまり関係ないと思います。

ペダリング効率は意識してやれば高い数値は出せます。

ここで重視したいのは左右のパワーバランスが均等になって来ていると言うことです。

当初、自分はパワーバランスが左が高く右が低いので右のパワーを上げることを考えていました。

クリートの位置を調整したり回し方を考えたり色々としていたのですが改善されない。

そうしたら参加したロードバイクスクールの講師の方に言われました。

又兵衛:「自分、パワーバランス左の方が高いんですよ〜」

講師:「え、そうなんですか?」

「どう見ても右の方がスムーズにペダリングしてて左の方がギクシャクしていますね」

「右の方が高いと思うんですけどね?」

又兵衛:(え、どう言うこと? まんま逆じゃん?)

その後色々と話をしまして謎が解けました。

鍵は反対側の足のペダリングにあったのでした。

つまり右側はパワーを乗せる時に左足がギクシャクとペダリングをして邪魔されてパワーが出ない。

左足でパワーを乗せるときは右足はスムーズに回っているので邪魔されないのでパワーが出る。

こういうことみたいです。

だから先日のスクールで店長が言った「青色クリートを使うとパワーが上がる」と言うのは

「青色クリートを使うと踵がぐりぐり動かない」

       ↓

「スムーズなペダリングになる」

       ↓

「逆の足を邪魔しない」

「パワーが出る」

ということのようです。納得が行きました。

まあ、素直に足が上下したほうがパワーが出る、と言うのも当然あるとは思います。

まとめ きちんと考えて使ってパワーアップを図ろう!

今回、スムーズなペダリングやパワーアップを重点に置いて解説しましたが、他に隠れた利点があります。

それはクリートをペダルから外すときにまごつかない、と言うことです。

黄色クリートだと遊びがあるので外そうとした時にすぐに外れず立ちゴケしてしまった方もいると思いいます。

青色クリートだとすぐに外れるのでそう言った点ではより安全だと思います。

黄色クリートはまだポジションが固まっていない時は膝の痛みが出にくかったりするので初心者の頃はいいと思うのですが、固まってきたらぜひ青色クリートを使ってみて下さい。

今までとは違った気づきや発見があると思います。

またこの機会に今まで何となく、で使って来たものを色々と考えてみては如何でしょうか。

Amazon.co.jp

コメント

タイトルとURLをコピーしました