ここ数年、シマノの電動コンポ Di2の普及がかなり進んできました。
高級グレードの完成車はことごとく電動になっています。
シマノの新しい9200デュラエースはDi2のみとなっており今後ますます電動化の波は加速していくと思います。
かく言う私も数年前からDi2を使用しておりその恩恵を享受しております。
さてそんな中、行きつけのショップの店長から聞いた話があります。それは
Di2のファームウェアの更新・アップデートは必ずパソコンに繋いで有線でやらないとヤバい
と言うものです。
どう言うことか説明させて頂きます。
とあるショップでの店長と客の会話
店長:「又兵衛さん、Di2使っててどうですか?」
又兵衛:「いや〜、最高だね〜。変速は早いし設定を自分好みに色々変えられるし。」
店長:「それは良かったです」
「それはそうとDi2のファームウェアの更新ってやってます?」
又兵衛:「そう言えばやったことないね〜。」
店長:「でしたら更新するときに気を付けて貰いたいことがあります。」
「Di2にワイヤレスユニットを付けるとBluetoothで繋いで設定を変更できるじゃないですか」
「でもファームウェアの更新だけが絶対にパソコンと有線で繋いでやって下さい!」
又兵衛:「え、どう言うこと?」
店長:「ファームウェアの更新中にBluetoothが切れて更新が失敗するとDi2が使用不可になります。」
「そして失敗すると有線でも無線でもファームウェアの修復が出来なくなります」
「修復する場合はメモリ領域が入っているバッテリーを専用の機械に繋げて修復をします。」
「Di2は使えなくなるし手間も工賃も掛かるので踏んだり蹴ったりになります(笑)」
又兵衛:「うわ〜、おっかね〜。自分でやる時は必ず有線でやるわ!」
手軽にできるBluetooh接続の罠 甘くみては駄目
改めてネットで調べてみると、失敗して大変な目にあった方が意外といらっしゃいました。
旅先でDi2の設定を変えるついでにファームウェアの更新したけど電波状況が良くないとこだったので失敗した方や更新中だったのを忘れてスマホを持って出かけてしまい失敗した方などなど。
もしファームウェアの更新に失敗したらどうすればいいか?
色々な方が復旧を試して成功とかしていますが一番確実なのは店に持ち込んで専用の機械(SM-PCE02という機械)で修復してもらうことです。
素人が色々やってみて結果的に高くついた、などと言う話は古今東西数え切れません。
無難に店で診て貰いましょう。
ちなみにこの機械、購入するとなる約¥20,000ぐらいします。
また通常の充電器SM-BCR02と名前が似ているので間違える方もいる様ですがこいつではありません。
なかなかニッチな機械なので置いていなかったり存在自体を知らなかったりする店も結構ある様なので注意です。
有線だからって油断は禁物
じゃあ、有線で繋いで更新すれば問題なし、かと言えばそうでもありません。
一番注意しなければならないのは、無さそうで意外とやってしまう
ケーブル引っ掛け
です。
ドジっ子属性な自分は結構やります。
ですのでケーブルを引っ掛けても抜けないようケーブルをハンドルに巻いておきます。
またデスクトップなら問題ないですがノーパソの場合は充電ケーブルを挿しておくのも忘れずに。
あと念の為に不用意にWindowsなどのアップデートが始まらないようにしておけば万全です。
まとめ お手軽にできるからといって注意してやらなければ被害甚大
正直なところ、ファームウェアの更新は頻繁にやらなくても大丈夫です。
半年に1回くらいでも全然オッケーだと思います。
それに更新したからってすごい機能が追加されることはありません。
ですのでファームウェアの更新する時はパソコンにしっかりと有線で繋いで行うのが一番いいです。
何となくでやってDi2が動かなくなったらその後が大変です。
急ぎではないけど失敗したら大変なことはきちんと時間と準備して行うのが吉です。
もし失敗してしまったら素直に店に持ち込みましょう。
それが一番お金と時間がかからないと思います。
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