服を着替えるようにスプロケットも着替えてみましょう

sprocket-12-25機材

皆さん、ロードバイクで室内トレーニングをする時にスプロケは何丁を使っていますか?

多くの方は最初から付いていたり、交換した時に余りがちな11-28を使っているかと思います。

ですが、ちょっと待って下さい。それで効率の良いトレーニングが出来ていますか?

ストレスの無い自転車ライフを送れていますか?

面倒だから、よく分からないからと尻込みせずに服を着替えるようにもっと気軽にスプロケを替えてみませんか。

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そのストレスはどこから来るのか

ある時、知り合いの女性がこんなことを言っていました。

「ローラーでトレーニングをしている時、指定のパワーを出そうとしても丁度いいギアが見つからなくてあれこれしているうちにそのセッションが終わってしまう」

「それがすごくストレスになってトレーニングに身が入らない」

なのでちょっと聞いてみました。

「スプロケ、何丁使っているの?」

答えは

「家に余っていた11-28」

外を走るときは高速から山登りまで、無難に使えるワイドレンジな11-28でいいかも知れません。

でもローラーではちょっと合わないと思います。

まずはスプロケとその種類の説明から

最初にお断りさせていただきますが、今回の話はシマノオンリーとなります。

カンパやスラムの方はすいません。

また11速の話となりますのでクラリスやソラの方も申し訳ないです。

スプロケ(正式名称:カセットスプロケット)とはリアホイールに付いているギアの歯の集合体のことです。

大きくスピードを変える時はフロントのギア、細かくスピードを変える時はリアのギアを使い普段は殆どリアのギアの変則で走っています。

さてこのスプロケ、実は結構種類があります。

最初から付いてくることが多い11-28の他、ざっと挙げただけでも11-25、11-30、12-25、12-28、14-28、11-32 などなど。

shimano-sprocket

中には11-34なんていう超ワイドレンジなスプロケもあります。

色んな種類があるのは分かったけどなんでそんなに種類があるの〜?、という方もいらっ知るかとも思いますがそれは

走り方や用途のよって変えるのがいいからです。

例えば11-28のスプロケの構成は

11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28

となっていて平地のかっ飛びからそこそこの坂まで登れる万能仕様となっております。

ですが色々な人がいて色々な走り方があるので

「自分はそんなに早くないので一番重い11なんかはほとんど使わない」

「坂を登ることが多いので坂をもう少し軽く登れるギアが欲しい」

「レースで使うから軽いギアはいらないな」

とか様々なシチュエーションがあるのでそれぞれに対応出来る様になっているのです。

参考までに、手持ちで一番小さい12-25と一番大きい11-30を比べるとこれぐらい違いがあります。

12-25-11-30

その差は歴然ですね。自分も初めて比べてみてびっくりです(笑)

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例えばローラーでは何丁ぐらいのスプロケがいいのか?

sprocket-12-25

今回、私がローラー用にお薦めするのは11-25になります。

それはなぜかと言うと各歯の間隔が近いので繋ぎが良いという事が挙げられます。

このスプロケはトップの11とローの28が無い代わりに中間の16と18が増えています。

11-28と比較するとこうなります。

11-28 11-12-13-14-15- 17- 19-21-23-25-28

12-25 12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25

12-25-sprocket

室内トレーニングのローラーでは28は使いません。

またトップの11もほとんど使いません。

逆に中間の2つが増えてくれた方がメリットが大きです。

冒頭でも説明しましたがローラーでトレーニングしている時にギアが合わないとすごくストレスが溜まります。

指定されたパワーをキープしたいのだけど今のギアだと重すぎる、でも一枚軽くすると軽いのでケイデンスを上げなくちゃならない。

気持ちよく回せるギアがなくガチャガチャしているうちに終わってしまいます。

一定のパワーをキープして走るのって中間ぐらいのギアを使うのが多いので11-28とかだとちょうどいいギアが無くストレスが溜まることが多いのですが12-25だと多用する中間が増えているので狙ったパワーを出すためにギアがピタッとハマってストレスなくトレーニング出来ます。

自分も最初は何も考えずに11-28を使っていたのですが12-25を使い始めてからは室内トレーニングのローラーではこれ一択です。

もしトップが12だと全力のもがきの時に回り切ってしまいそうで不安、と考えるならローラーの負荷を上げて調整すれば解消できます。

またGROWTACのGTローラーや3本や4本ローラーを使っていてスプロケを変えるのがめんどくさい、という方は思い切って室内用に一つホイールを購入するのがお勧めです。

自分はシマノの安い鉄下駄ホイールを購入してそれにローラー用のタイヤと12-25のスプロケを着けて使用しています。

shimano-rs100

ちなみにホイールはシマノのWH-RS100でAmazonで¥8,000ぐらいでした。

これぐらいでしたら財布もそれほど痛まず外に行く時はホイールごと交換すればいいので大変楽ですし、ローラー用タイヤはタイヤカスや騒音が少ないのでこちらもお勧めです。

まとめ 状況に応じてスプロケを変えてよりストレスの無い走りを!

今回、室内トレーニングのローラー用に12-25のスプロケを紹介致しましたが、状況に応じてスプロケを変えることでより早くよりストレスなく走ることが出来ます。

普段自分は外を走る時は12-28を使っており、ローラーやレースの時は12-25、峠が多いロングライドの時は11-30を使っています。

買った時から付いている11-28を使っている、特に不便を感じてはいない、という方もこの機会に一度自分にあったスプロケを考えて見てはいかがでしょうか。

慣れれば5分位で交換できます。

服を着替えるように気楽にスプロケも変えてストレスのない自転車ライフを楽しみましょう。

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